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<私のインターンシップ> プリジャダンティ ナビラさん(インドネシア出身)に聞く


私のインターンシップ ~失敗を恐れずに!~
静岡大学人文社会科学部 言語文化学科3年 プリジャダンティ ナビラさん(インドネシア出身)
<インターンシップ先>「伊豆高原 別邸石の家」

静岡大学人文社会科学部のプリジャダンティ・ナビラさんは静岡県伊東市大室高原にある「別邸石の家」で2週間のインターンシップに参加しました。初めての土地に宿泊してのインターンシップ。行く前は「失敗したらどうしよう」ととても緊張したそうです。でも、スタッフの皆さんが温かく見守って下さったおかげで、「たとえ失敗をしても、頑張ればできるんだ。」と、チャレンジする勇気が持てるようになったそうです。
・どのようにインターンシップを見つけたのですか。

大学のインターンシップマッチング会で「静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合」の方とお会いし、私の条件にあったインターンシップ先を紹介して頂きました。希望日時、住み込み希望などの条件、またイスラム教徒なので豚肉が食べられないという事もお伝えしました。ヒジャブ(ベール)をつけた写真を送ったのですが、それでも受け入れて下さるということで、とても有難いと思いました。また、交通費もあり、有償型のインターンシップでしたので、アルバイトをお休みしても大丈夫で助かりました。


・知らない土地でのインターンシップで心配はありませんでしたか。

正直、インターンシップ前の3日間は心配でよく眠れないほどでした。熱海から伊豆高原まで一人で向かいましたが、電車の中でも緊張しました。店長さんが伊豆高原の駅まで迎えに来て下さったのですが、とても誠実で優しい方だったので、本当に安心しました。
ホテルに到着した時には、すごく素敵で外国に来たみたいだと思いました。ペットと一緒に滞在できるホテルだったので、もっとカジュアルな雰囲気かと思っていたんですが、映画のような英国アンティーク調のインテリアには、以前からちょっとした憧れがあったので、嬉しくなりました。


・どのようなことをしましたか。

お客様のお迎え、お部屋への案内、お部屋の説明、給仕、料理の盛り付け、お皿洗い、ベッドメイキング、お客様へのメールなど、本当に色々なことをやらせて頂きました。普段飲食店でアルバイトをしていたおかげで接客には少し慣れていたのがよかったと思います。


・言葉の面で大変だったことはありますか。

お客様へのお礼のメールを日本語で書かなければなりませんでしたので、最初少し大変でした。ある程度パターンは決まっていたのですが、自分が接客したお客様には、そのお客様のペットの話を書くなど工夫をしました。慣れてきたら、言葉を探すのも楽しくなってきましたよ。誤字脱字が心配だったので、スタッフの方に確認してもらってから、送るようにしました。
それから、敬語も難しかったです。大学では先生に対しても「明日、研究室に行きます。」で許してもらえますが、ホテルではそうはいきません。お客様に対しては「伺います」とか「~させて頂きます」のような言葉をたくさん使いました。大変でしたが、もてなす側の日本語の勉強ができたと思います。


・どんな時にやりがいを感じましたか。

やはり、仕事をしてほめてもらった時ですね。中でも、ベッドメイキングをほめて頂いたときは嬉しかったです。ホテルのベッドシーツはとても大きいですし、やり方も家庭とは違います。シーツを運ぶのも、マットレスを持ち上げるのも、重くて大変。最初は手伝って頂きながら少しずつ覚え、コツがつかめたら1人でできるようになりました。
また、お客様をお部屋にご案内するときに、「今日は暑いですね。」とか「かわいいワンちゃんですね。お名前はなんていうんですか。」など、色々お話するようにしました。お客様に「新人なので、不手際があったらすみません。」と言ったら、「日本語がお上手ですね。本当に外国人の方ですか。」とほめて頂き、とても嬉しかったです。


・印象に残ったことは何ですか。

スタッフの皆さんがお互いの失敗を許し合うということです。誰かが失敗しても嫌な顔をしないで、許し合う雰囲気が、本当に驚きだったんです。私は失敗すると落ち込んでしまうタイプなので、お互いにミスを許し合える雰囲気はとてもありがたかったです。
最初の頃、ウェルカムドリンクをお客様の部屋に運ぶときに、階段でこぼしてしまったのですが、厨房に戻って謝ったら「大丈夫。次はできるよ!」と言ってくださいました。安心してやったら、次はちゃんと運べました。私以外の方が失敗をした時も、皆さんお互い許し合っていて、すごいなと思いました。同時に、留学生である私のことも平等に扱ってくださることが、とても嬉しかったです。


・参加して変化はありましたか。

このような温かい雰囲気の中で働かせて頂けたので、失敗を怖がったり、失敗しても落ち込んだりしないで、気持ちを切り替えることができるようになった気がします。私は先のことでも失敗が怖くて心配ばかりしてしまうタイプです。特に日本では、「自分の国じゃないし、失敗をしたらどうしよう。」と色々な場面で考えてしまいます。
インターンシップ前も、電車に乗り遅れないか、ちゃんと行けるか、スタッフの人と話せるか、2週間大丈夫かなど、色々なことを心配しました。でも、行ってみたら、失敗もしたけれど、何とかやり遂げることができました。
仕事に慣れず迷惑をかけるばかりだった私に、スタッフの方がいつも優しく、よくして下ったおかげです。いつかちゃんとお礼に伺いたいと思っています。
進路についても、これまでは通訳に関係する仕事がしたいと思っていましたが、もともと旅行が好きでしたし、インターンシップを通してホテルの仕事の楽しさ、魅力もわかり、観光業にも向いているかなと思い始めました。


・まだインターンシップに行ったことがない友達や後輩にアドバイスをお願いします。

私は心配性で、インターンシップでも、言われた通りにできないと怒られるかもしれないと思っていました。でも実際に行って、「失敗しても、次に頑張れば大丈夫なんだから、そんなに心配しなくてもいいんじゃないか。」と思えるようになりました。最初は言われた通りにできなくても、頑張ろうと思えるなら、次は成功するんじゃないかと思います。皆さんも、自信を持ってインターンシップに挑戦して下さい!


ナビラさん、ありがとうございました。

◆インターシップ先の(有)花彩亭 別邸石の家様よりコメントをいただきました。

<ナビラさんへのメッセージ>

この度は石の家でのインターンシップにご参加いただき、本当にありがとうございます。

弊社でははじめての留学生インターンの受け入れということで、いろいろと不安に思うこともあったのですが、伊豆高原駅でナビラさんにお会いした際のあなたの第一印象でそのすべてが消し飛びました。自然で程よい笑顔とハツラツとした挨拶は感動に値するものでした。実際、他のスタッフも一様にそのインプレッションを感じ取り、2週間後には一人前のサービススタッフとして業務に当たり皆と一切遜色なく活躍していただきました。

これから先、日本での就職を目指してご自身の方向性を定めていらっしゃると思いますが、あなたのその美しい心をありのままに表現すれば、きっとどんな企業からも引く手あまたであり、どんな組織でも中心的存在としてご活躍されることを確信しています。
私達にとっても素晴らしく、また思い出深い経験となりました。
ありがとうございます。

<これからインターンシップを考えている留学生の皆さんへ>

「言葉の壁」と「文化の違い」というバリアに阻まれてなかなかインターン参加に思いきれない方もいらっしゃるのでしょうね。確かに、お客様と接するインターンの場合、「失敗があってはいけない」「言葉がうまく伝わらなかったらどうしよう」など、不安に思われることも多いでしょう。
でもお客様は言葉や文化の違いで怒ることはありません。大切なのは「おもてなしの心」。そのお客様に寄り添って、「何をしてほしいのか」を五感を駆使して読み取って、それにお応えするという真摯な志があれば、必ずやお客様に満足していただけるはずです。

「おもてなしの心」は日本だけのものではありません。アメリカにも、中国にも、インドにも、呼び方が違うだけで「おもてなし」はあります。

あなたにできるおもてなしはなんですか?
それを表現できれば絶対に失敗しませんので、是非勇気を出してインターンシップに参加してみてくださいね。

(有)花彩亭 別邸石の家様、ありがとうございました。


◆(有)花彩亭 別邸石の家様をコーディネートしてくださった静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合様および美しい伊豆創造センター様からもコメントをいただきました。

◇静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合様からのコメント

<ナビラさんへのメッセージ>

今回の2週間のインターンシップを通して、失敗を恐れずに次に頑張ろうと気持ちを切り替えることができるようになれたとご自分の変化を感じてくださったナビラさん。与えられたお仕事に真摯に向き合ってこられたからこそなのかと思います。
 そして、ホテルでの仕事の楽しさや、魅力も感じてくださり、今後の進路の選択肢の一つに加わったと思っていただき、人材不足と言われる宿泊業にとって大きな励みとなりました。インターンシップに宿泊施設を選んでいただきありがとうございました。

<これからインターンシップを考えている留学生の皆さんへ>

ホテルや旅館には海外からのお客様もたくさんおみえになります。
そういった職場で、留学生の皆さんが就業体験をしてくださり、就職先の選択肢の一つとなれば宿泊施設や地域観光の国際化対応の大きな力となります。日本の企業でのインターンシップは不安があるかもしれませんが、素敵な出会いも待っています。是非チャレンジしてみて下さい。



◇美しい伊豆創造センター様からのコメント

<ナビラさんへのメッセージ>

この度は、伊豆半島の宿泊業でのインターンシップお疲れ様でした。
また、ご参加ありがとうございました。ナビラさんの一生懸命さに、私たちの方が学ぶことができとても良い経験になりました。ナビラさんが作ってくれた、このご縁をしっかり繋げていけるよう私たちも努力していきます。本当にありがとうございました。

<これからインターンシップを考えている留学生の皆さんへ>

これから、日本で働こうという志を持っている学生さんには、非常にチャンスが多くなる時代が近づいていると思います。自分のこれからの人生を豊かなものにする為、一生懸命頑張ってください。私たち伊豆半島の宿泊業は、皆様をしっかりと受入れられるように地域全体で取り組んでいきますので、是非体験に来てください。


静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合様および美しい伊豆創造センター様、ありがとうございました。