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ホーム > お知らせ > <私のインターンシップ> タン・カ・シンさんに聞く

<私のインターンシップ> タン・カ・シンさんに聞く


私のインターンシップ ~見て、聞いて、やってみる!~
静岡大学人文社会科学部 社会学科2年 タン カ シンさん(マレーシア出身)
<インターンシップ先> 「(株)ホームズ」「下田ビューホテル」

タン・カ・シンさんは学部2年生ですが、この夏、静岡市で福祉・介護施設を展開する「(株)ホームズ」で10日間、下田市にある「下田ビューホテル」で5日間、インターンシップに参加しました。
福祉、観光という異なる業界で就業体験をすることで、自分に合った仕事が見えてくるのではないかと思ったそうです。
どちらのインターンシップも勉強になり、何よりも「楽しかった」と自信に満ちた表情で話をしてくれました。
・どうして二か所でインターンシップをしましたか。

自分の進路を決める上で、2年生のうちから自分が関心のある様々な業界のインターンシップに行けば、少しずつ自分に適した仕事が見えてきて、3年生になった時にどのような企業のインターンシップに参加すればいいか、早い段階で決められると思ったからです。
それに、長い休みの間に、普段できないことをやらないともったいないと思います。確かに、アルバイトができないと経済的には大変ですが、色々な場所で多くの人と出会うことは、自分の今後の進路について考える機会になります。また、毎朝インターンシップ先に行き、研修(仕事)をして、帰宅するという社会人の生活を体験でき、将来の自分の生活をイメージすることもできました。



・どのようにインターンシップを見つけたのですか。

「(株)ホームズ」は日本語の授業で見学して、施設のアットホームな雰囲気がいいと思い、インターンシップに応募しました。「利用者の方に最後まで責任を持つ」という担当の方の言葉も印象に残りました。専門が心理学なので、大学院進学も考えていますが、学んだ知識を生かして介護施設で働くのも一つの道だと思っています。

「下田ビューホテル」は大学のインターンシップマッチング会で「静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合」の方とお会いし、紹介して頂きました。静岡から通うのは大変なので、交通費や食事も出して頂けるということだったので、安心して参加しました。もともと接客にも興味がありましたので、こちらにも応募しました。
 


・どのようなことをしましたか。

「(株)ホームズ」では座学で福祉・介護について学んだ他、スタッフの方が食事のお世話をする際やレクリエーションを考える際のお手伝い、また、利用者の方のお話の相手、掃除・洗濯のお手伝いもしました。1日目は何をしていいかわからなかったのですが、2日目には自分に何ができるかわかり、3日目には何をすればいいかわかってきて、だんだん自分で仕事を見つけられるようになりました。
スタッフの方ができるだけ自立できるようにと利用者の方を励ましている姿を見て、私も「頑張りましょう!」と声をかけるようにしました。お話する際には、相手の方が嫌な気持ちにならないように、話題に気をつけたり、座学で頂いた資料に「同じ目線で話したほうがいい」と書いてあったので、目線にも注意したりしました。スタッフの方からはこれまでの経験談を伺って、とても勉強になりました。

「下田ビューホテル」では、レストラン、フロント、クロークや売店の仕事もしました。
フロントの仕事は緊張しましたが、一番おもしろかったです。サポートの方がついて下さり、チェックアウトの業務も体験できました。チェックインはお客様への説明が難しいので、スタッフの方の仕事を横で見ているだけでしたが、香港からのお客様がいらっしゃった際、たまたま私が中国語ができたので、対応を任されました。本当に緊張しましたが、任せて頂いて、とても嬉しかったです。
一番心に残ったのは、お客様からアンケートに「フロントの方の笑顔がよかった。『おかえりなさいませ』と温かく言ってくれて嬉しかった」と書いて頂き、お帰りの際に握手までして頂いたことです。もちろん横で教えて下さったスタッフの方のおかげですが、感激しました。敬語に自信がなかったのですが、「気持ちが大事」というスタッフの方からの言葉も励みになりました。
インターンシップ期間中には美しい伊豆創造センターの方も見に来て下さり「タンさんがインターンシップに来てくれて嬉しいですよ。いい経験になるといいですね。」と声をかけて下さいました。



・参加してよかったと思うことは何ですか。

人と接することが好きだったので、介護と接客の仕事を体験しました。全く違う2つのインターンシップに行ったことで、自分の適性を考えるいい機会になりましたが、それだけでなく、自分自身を見つめなおす機会にもなったと思います。
国の祖母とは話題も合わないし、あえて話そうと努力もしていなかったのですが、インターンシップで利用者の方には優しく接することができたので、祖母と話すときにももう少し気にかけてあげなければと反省しました。
また、ホテルスタッフの方がくつろいで頂くためにと細やかに気配りをし、お客様1人1人に合わせ臨機応変に対応されるのを見て、自分は普段相手のことを心の中で大丈夫かなと気づかうことはあっても、行動には移せていないことに気づくことができました。



・まだインターンシップに行ったことがない友達や後輩にアドバイスをお願いします。

インターンシップといっても、1日だけだと説明を聞くただの見学になってしまうと思うので、最低でも5日ぐらい行くのがいいと思います。そうすれば仕事のことや将来のこともイメージできるのではないでしょうか。
心配なこともあるかもしれませんが、まずは、スタッフの方の真似をして、わからないことは質問して、周りのスタッフの方が話しているのを聞いて、確認した上でやってみたら大丈夫だと思います。
怖がらずに「見て、聞いて、やってみる」ことが大切ではないでしょうか。


タンさん、ありがとうございました。



◆インターシップ先の㈱ホームズ様よりコメントをいただきました。

今回私共も楽しみにしていたインターンシップですが、先ず座学で福祉、介護の概略と考え方、次に現場体験として看護小規模多機能施設とグループホームに入ってもらいました。
お二人(タン・カ・シンさん、マ・キンイさん)とも大変聡明でポジティブ、しっかりした考え方と意識、柔軟な適応力を備え、明るく温和な人柄に加え、抜群の日本語能力は圧巻でした。

<タン・カ・シンさんへのメッセージ>
どんな難関もするりと越えていく適応力抜群の彼女。その優れた状況判断力は人並み外れた能力だと思います。
介護の仕事も接客業も難なくこなせるが、とにかく自分が貢献した事の手応えと評価が尚一層の能力向上に繋がる。
介護の現場で具体的指示が来なくても自分に出来ること、何をすればいいか考え、自分の仕事を創り出す能力は先天的生命力を感じました。

<タンさんへ、一言アドバイス>
本当に自分にあった仕事を摸索する為、いろんな機会に挑戦しておられると思いますが、仮にこれだと思う仕事が決まった時、もう一度確認してみませんか。その仕事は社会に必要な存在か、そして使命感を持って取り組める仕事か、他者の評価でなく自分自身で決めて行きたいですね。貴女は将来事業家になれるように思います。

<これからインターンシップを考えている留学生の皆さんへ>
㈱ホームズは福祉村構想に基く循環型社会システムの構築を目指しています。留学生の皆さん、是非インターシップにチャレンジしてみませんか・・・。


㈱ホームズ様、ありがとうございました。



◆インターシップ先の静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合様(下田ビューホテル様)よりコメントをいただきました。

<タン・カ・シンさんへのメッセージ>
この度はインターンシップに宿泊施設を選んでいただきありがとうございました。
今回のインターンシップを通して、お仕事の事だけでなく、自分の適性を考えたり、自分自身を見つめ直す機会になったと感じてくださったことは、私達受入側にとっても嬉しく感じられ、今後の励みにもなりました。

<これからインターンシップを考えている留学生の皆さんへ>
ホテルや旅館には海外からのお客様もたくさんおみえになります。
そういった職場で、留学生の皆さんが就業体験をしてくださり、就職先の選択肢の一つとなれば宿泊施設や地域観光の国際化対応の大きな力となります。日本の企業でのインターンシップは不安があるかもしれませんが、素敵な出会いも待っています。是非チャレンジしてみて下さい。


静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合様、ありがとうございました。